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可観測性プラットフォーム New Relic One 新機能のご紹介

Open. Connected. Programmable. 3つのイノベーション

By 田中 孝佳 • 2019年10月10日 • New Relicニュース

全てのページが高速に表示されるインターネットを想像してください。モバイルアプリでタップすればレスポンスが常に高速に返ってくる。極めて高い壁に聞こえますが、追求する価値のあるビジョンです。実際、New Relicはこのビジョンに基づいて私たちのミッションを描いているのです。インターネットを計測可能にし、改善して、お客様がより完璧なソフトウェア、体験、そしてビジネスを構築できるようにすること、それが私たちのミッションです。

New Relicでは、「お客様のデジタル戦略=企業戦略」であると考えています。ソフトウェアを利用して、収益の流れを明らかにし、顧客体験を変革し、競合他社を凌ぐことができます。企業にとってソフトウェアはかつてないほどに重要になります。イノベーションと高速なサービスインが求められているのです。

ソフトウェアの運用やデリバリが変わるにつれ、モニタリングの実践も変わります。ソフトウェアスタックに存在するすべてのものを計測可能にし、すべてのテレメトリーデータを1つの場所で俯瞰できる能力が必要です。そしてすべてのデータを理解するためには、データの繋がりから文脈を把握する力や再編集する力、そしてデータから何をすべきかを導き出す知性も必要です。

New Relicは、企業がそこに到達するためのプラットフォームを作り上げました。

New Relic Oneは、オープン、コネクト、プログラム可能という3つの性質を備えた業界初のオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームです。

  • オープン
    • サードパーティーのメトリクスやトレースデータをNew Relicに送信できるAPIを使うことで、お客様のデジタルビジネス環境全体の可観測性を得ることができます。このような外部データとNew Relicのデータを一緒に用いることで、お客様のデジタルビジネス環境でより素早いトラブルシューティングおよび問題解決が可能になります。
  • コネクト
    • お客様のシステムを構成しているエンティティ間の関係性やつながりを作成するために必要な視覚化機能を提供します。
  • プログラム可能
    • New Relicがデフォルトで用意するダッシュボードやログ収集方法に加え完全にお客様自身でカスタムし開発できるユーザーインターフェースを構築できます。その結果、お客様のデータの価値を最大限に引き出しお客様の言葉でシステムを理解できます。

 

New Relic One - プログラム可能な可観測性プラットフォーム

何年にも渡って、私たちは何千ものお客様と共によりデータ駆動の文化を作ってきました。どれだけ素早く頻繁にソフトウェアの更新を提供したかだけではなく、顧客体験の質によって成功を測定するような組織に企業が変革するお手伝いをしてきました。

このようなお客様と協力する中で、より具体的な解決策を求めていることがわかってきました。技術だけではなく、ビジネスをモデル化する解決策です。例えば、ダッシュボードはすばらしいものです。私たち全員が毎日使う柔軟でパワフルなツールです。New Relicのプラットフォームにとって極めて重要な部品です。しかし時によって、今日管理するような複雑な環境においては、それだけでは不十分です。このことを知ってから、私たち自身に問いかけてきました。私たちが遭遇するであろうすべての異なるユースケースに対応するにはどうしたらよいでしょう。お客様に本物の価値をより速くお届けするにはどうしたらよいでしょう。市場の変化の速度にお客様がついていくのをどのように助ければよいでしょう。

New Relic Oneをプログラム可能なプラットフォームにすることで、サードパーティーのオープンソースなデータを含む無数のソースから収集した可観測性データを一つの場所に接続する「New Relic Oneに展開されたカスタムユーザーインターフェース」アプリケーションを開発できるようにしました。非常に簡単であるため、開発者が一時間もあればアプリケーションを起動し実行することができます。さらにすぐに展開し利用できるいくつものアプリケーションをオープンソースにしています。

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New Relic Oneはプログラム可能なプラットフォームとして基本的な構成要素を提供します。React、GraphQLおよびNew Relic Query Language (NRQL)を使って次のことができます。

  • カスタムしたデータの可視化とインタラクティブなインターフェースが特徴のNew Relic Oneに常駐するReact JSアプリケーションを開発できます。
  • New Relicが提供するReactコンポーネントとサンプルのアプリケーションを利用し、お客様独自のNew Relic Oneアプリケーションのモジュールを作成できます。
  • New Relicが送信したデータであっても、サードパーティーのサービスやデーターベースから取得したデータであっても、あらゆるところから収集したデータを記録し可視化するアプリケーションを開発できます。

New Relic Oneでのアプリケーションの構築は、既存のカスタムチャートダッシュボードといったお客様がNew Relicに期待している洗練された体験を補完するものであり、置き換えるものではありません。毎日利用しているNew Relicに何も変更は加えません。私たちのプラットフォームで使えるパワーを提供しているだけです。想像できるものであれば、構築することができます。

詳細については、New Relic Developer Siteをご覧ください。

 

New Relic Logs

あらゆるものが”オンライン”である私たちのデジタルコミュニティでは、顧客にシームレスな体験を提供するために、企業は効率的でありながら高度に複雑なマイクロサービスアーキテクチャをクラウド上に構築しています。このようなクラウドベースのアプリケーションが生成するログにより、従来のオンプレミスのログモニタリングシステムは実現不可能となりました。ホストにインストールする形式のロギングクラスターをスケールさせるのは、時間がかかり、効果で不要な苦労(トイル)を増大させます。

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New Relic Logsはクラウドネイティブなアプリケーションのためのツールです。New Relic Oneの一部として、分散システムからログデータを集め、強力な分析、可視化、そして集約したデータに基づくアラートを提供することで、マイクロサービスベースなアプリケーションの監視を簡単にします。さらに、New Relic APMやNew Relic Infrastructureのイベント、メトリクス、トレースとログメッセージを同時に使うことで、システムをより完全に観測し、より素早く運用環境の問題を解決し、平均復旧時間(MTTR)を削減することができます。

詳細については、ドキュメントをご参照ください。

 

New Relic MetricsとTraces API

New Relicは可観測性の将来に取り組んでおり、かつてないほど興奮しています。お客様のビジネス基盤全体を照らすエンティティ中心のレコードを記録するために、ログ、エージェントベースのAPMとインフラストラクチャーのデータを集約するプラットフォームを最新のソフトウェアチームに提供するのが我々のゴールです。

そのために、多様なデータを受け入れ計測可能にする極めて重要な機能をNew Relicプラットフォームに追加しました。特に重要なのが、New Relic MetricsとNew Relic Tracesという2つの新しいAPIで、共にTelemetry SDKから提供されています。

より詳細にはNew Relic Metric APINew Relic Traces APIのドキュメントをお読みください。

 

New Relic AI

New Relic AIはDevOps、SRE(Site Reliability Engineering)、ネットワーク管理チームに、インシデントの検出とより素早い解決を行うための力を与えます。すでに利用している複数のツールにまたがったインシデントのデータを自動で関連付け、集約し、優先順位づけできるようになり、アラート疲れの軽減とより速いMTTRをもたらします。

New Relic AIはPagerDutyやSlackなどの多数のデータソースを統合し、自動的にアラートデータを関連する情報と紐付け、機械学習によるガイドと提案を行います。取得したデータのリアルタイム表示、インテリジェントな各インシデントの概要、ユーザーからのフィードバックとの関連付け度合いの調整を行うことで、次のことがより簡単に実現できます。

  • より素早いインシデント対応 関連づけを考慮し強化された自動化により、インシデントの検知、優先順位づけ、診断そして解決の時間を短くすることができます。
  • より素早い根本原因の検知 パフォーマンス問題に潜む原因を素早く診断し、顧客に影響が出る前にインシデンを解決します。New Relicはインシデントのデータを周辺情報と関連付け、直感的にデータを検索できるようにします。その結果問題の根本原因を素早く見つけ、より早いMTTRを達成できます。
  • 変更成功率の向上 人工知能と機械学習を利用し、チームの知識を活用し過去のインシデントを学ぶことで将来インシデントが発生する前に予知することができるようになります。これにより自信を持って物事を進め、デプロイによる障害の発生を減らし、変更成功率を向上できます。

 

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New Relic AIは現在private betaです。ベータプログラムについてはこちらまでお問い合わせください。

 

New Relic React Native モバイルエージェント

可観測性を取得することで、ソフトウェアのパフォーマンスがどのように顧客に影響を与えているかを知ることができます。しかし、顧客の振る舞いは変化します。以前に比べてずっと、ウェブブラウザーからではなくモバイルアプリケーションを使ってアクセスするようになっています。

New Relic モバイルはお客様のアプリケーションの健康状態がビジネスのゴールからブランドイメージあるいは技術ロードマップに到るまでどのように影響するかの全てについてくっきりとした絵を与えることで、バックエンドシステムとモバイルアプリのフロントエンドのギャップを埋めます。

モバイルアプリケーションの開発と運用は伝統的アプリケーション開発とは異なる懸念が潜んでいます。モバイルプラットフォームの急増により統一されたモバイル体験を提供することが今までにないほど困難になっています。それにも関わらず、どのフレームワークであれ、開発から運用を通してパフォーマンスをモニタリングすることなく開発を進めるというのは、リスクが高すぎると言えるでしょう。

New Relic React Nativeモバイルエージェントは、クロスプラットフォームモバイルアプリ開発者にアプリケーションパフォーマンのモニタリングを提供します。React Native モバイル Agentを使うことで、React Native開発者は、New Relic Oneの機能を活用して、アプリケーションのパフォーマンスを計測可能にし、改善することができます。

 

React Nativeモバイルエージェントには以下のような利点があります。

  • フレームワークの柔軟性 好きなフレームワークでモバイルアプリケーションを開発できます。新しいエージェントは、クロスプラットフォーム(React Native)とネイティブ(iOSおよびAndroid)をフレームワークとしてサポートしています。選んだフレームワークを犠牲にすることなく、業界最高水準の可観測性ソリューションを活用してください。
  • 顧客中心の可観測性 New Relic Oneと密に連携するように作られているため、お客様のソフトウェア全体のパフォーマンスがエンドユーザーにどのように影響を与えているかについて直接的な洞察を得ることができます。グローバルトレース検索、ダッシュボード、チャートビルダーなどの機能を利用して、高パフォーマンスなデジタルカスタマーエクスペリエンスを構築できるプラットフォーム体験を得ることができます。
  • クラッシュ監視 80%を超えるユーザーが、たった2回クラッシュしただけでモバイルアプリを削除してしまいます。クラッシュを迅速にトラブルシューティングし、コードをデバッグして顧客の保持とエンゲージメントを高めることにより、この落とし穴を回避します。
  • JavaScriptエラーとネイティブクラッシュの特定と解消 New RelicのJSエラー画面がクラッシュやエラーがJavaScriptコードのどこで発生したかを示すので、ユーザーに影響が出る前に素早く問題を修正することができます。
  • カスタム属性、イベント、モバイルパンくずリスト もっとも重要な属性でフィルター処理と切り出しができます。要素ごとのタイミングを理解できます。ユーザーのアプリ内の体験を理解することでよりパフォーマンスの高いアプリケーションを開発できます。

React Nativeモバイルエージェントは2019年10月にプライベートベータを開始します。このベータプログラムに参加したい場合はこちらまでお問い合わせください。

 

New Relic Oneの必要不可欠な機能

可観測性の向上と不要な労苦の削減を目指す現代のソフトウェアチームに不可欠な機能をご紹介します。

 

Entity Explorer

アプリケーションやマイクロサービスのように直接測定できるもの、あるいはデータセンターのように間接的に測定するもの、あらゆるものがエンティティになり得ます。エンティティはデータを出力し、そのデータはエンティティの内部状態に関するコンテキストを提供します。

関心のあるエンティティはたいてい複数のNew Relicアカウントや製品にまたがっています。問題のトラブルシューティングを行う場合、サービス、モバイルアプリ、クラウド統合についてさらなる調査が必要か知るために素早く要約されたデータが必要です。New Relic Oneエンティティエクスプローラーは全てのアカウントの全てのエンティティを表示し、組織化されたナビゲーション層を提供するためにモニタリングしている全てのものを1ヶ所に表示し、もっとも関心のあるものに素早くズームインできます。

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New Relic Oneのエンティティエクスプローラーの詳細についてはドキュメントをご覧ください。

 

New Relic Serverless for AWS Lambda

AWS Lambda用のNew Relic Serverlessはラムダ関数のモニタリング、可視化、トラブルシューティング、アラートを可能にする一連のツールです。個々の関数に関する重要なデータを取得します。例えば、New Relicはスループットやエラー率といった集約されたパフォーマンスデータを明らかにし、それを呼び出し元、リクエストされたコンポーネントのタイミング(外部サービスリクエストなど)、エラーなどを含む個々の呼び出しデータと組み合わせます。つまり、全体的なアクティビティを監視するために必要なビューを取得できます。さらにその情報を利用して、エラーが発生した時の特定のリクエストを調査することができます。様々なモニタリングツールを管理する負担は必要ありません。

ラムダ関数のモニタリングの方法についてはドキュメントをご参照ください。

 

New Relic Kubernetes Cluster Explorer

クラスターエクスプローラーは次の高度な機能が備わっています。Kubernetesエンティティのフィルター、ソートおよび検索ができます。環境内の関連性と依存性の理解ができます。そして、Kubernetes環境を高速に直感的に理解するためのデータ視覚化技術があります。大規模なKubernetesの実行に関連する課題に対する強力で革新的なソリューションです。

Kubernetesクラスターの多次元表現により、複雑な環境を単純化できる忠実度の高い厳選されたUIを使ってチームはKubernetesデータとメタデータをドリルダウンできます。

 

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クラスターエクスプローラーを使用して、Kubernetes環境全体のパフォーマンスと依存関係を観測し、障害、ボトルネック、そのほかの異常な振る舞いのトラブルシューティングを行うことができます。これらはアプリケーションが確実に常に利用可能で、高速に動作し、期待通りの動作することを助けます。

 

ダッシュボードとチャートビルダー

New Relic Oneチャートビルダーは、New Relic Query Languageとやり取りしてダッシュボードチャートを作成するための直感的なポイントアンドクリックインターフェイスを持っています。特定のソース(ホストなど)に対してクエリタイプ(応答時間など)を選択し、結果を絞り込んで(名前、場所、定義された時間、およびその他のパラメーターによるフィルタリング)整形します。また、複数のデータセットを比較して(相関関係の検出に便利です)、使用したいチャートの種類を選択することもできます。より複雑な操作をしたい場合は、チャートビルダーを使用してNRQLクエリを直接作成および編集することもできます。

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他の多くのエキサイティングな機能強化に加えて、New Relic Oneダッシュボードにはダッシュボードの作成と管理を簡単にする3つの機能があります。

  • ほぼすべての利用可能なデータソースを使用して、New Relicプラットフォームのどこからでもダッシュボードを作成、カスタマイズ、クローンします。たとえば、サービスマップをカスタムウィジェットとして保存し、そのウィジェットをダッシュ​​ボードに追加できるようになりました。どのダッシュボードでも、あらゆる種類の視覚化またはデータソースを表示できます。事前にダッシュボードタイプを定義したり、特定のダッシュボードの使い方を制限したりする必要はありません。
  • GraphQLタグAPIを使うことでダッシュボードをまたがって、あるいはお気に入りのダッシュボード内を、簡単に整理し検索できます。New Relicのすべてのお客様は、必要なときに、必要な場所で、ダッシュボードへの迅速でパーソナライズされたアクセスを活用できます。
  • チャートアクションメニュー内での、ダッシュボード(およびチャートレベル)のCRUD(作成、更新、削除)権限のサポート。ダッシュボードにアクセスする権限がある場合、これらの基本的な管理機能にも簡単にアクセスできます。

New Relic Oneダッシュボードとチャートビルダーの詳細はこちらのブログをご覧ください。

 

真の可観測性を実現するプラットフォーム

オープンで接続されたプログラム可能なプラットフォームとして、New Relic Oneは可観測性を実現するために必要なツールを提供します。

  • 必要があるときは最も深いレベルのデータ粒度に移動し、職人が設えたような、厳選されたお客様のビジネス固有の視覚化を作成します。
  • デジタル資産全体にわたって顧客のエクスペリエンスを見るための統合したビューを形成し、その情報を基盤となるアプリとシステムのパフォーマンスに結び付けます。
  • 製品責任者(プロダクトオーナー)からデザイナー、開発者、オペレーター、サポートチームに至るまで、組織内でソフトウェアの開発と配信に携わるすべての人に、顧客がビジネスに抱くエクスペリエンスにソフトウェアが与える影響についての共通理解を提供します。

より完璧なソフトウェア、エクスペリエンス、ビジネスを作成するためのNew Relicの可観測性プラットフォームは、これまで以上に「より完璧なインターネット」に全力を注いでいます。

New Relic Oneは、Proサブスクリプションをお持ちのすべてのNew Relicのお客様、または無料トライアルに参加しているお客様が利用できます。準備ができたら、New Relic Oneにアクセスしてください。